宗派によって違いがあるの??お墓の建て方②
前回仏教徒における宗派ごとの字の彫り方について簡単にご説明しました。
今回は、それ以外の付属する物の違いについてご説明します。
①お水
意外と知られていないのが、お水をお供えしない宗派があるということです。
浄土真宗は専用の器を用意し、お水をお供えすることはしません。
お浄土には清らかで優れた水がたくさんあるからという理由だそうです。
その他の宗派では基本的にお水をお供えします。
一昔前は、写真左のようにお皿型に石を加工し、お水をお供えしていましたが、
水垢やコケがつきやすくなる、水を吸ってその周囲だけ色が違う
などといった事が起こるため、今では写真右の様にステンレス製のカップを置く
事が増えています。ご先祖様が愛用されていたコップを置くという方もおられました。
②塔婆(とうば)立て
塔婆も宗派によって用いない宗派がありますので注意が必要です。
写真の様な木の板を用い、ご先祖様の追善供養の目的で
納骨、年忌法要、お盆、お彼岸などにお寺に用意してもらいます。
浄土真宗は追善供養を行わないので塔婆は用いません。
その他の宗派では基本的に下写真の様な塔婆立てが必要となります。
写真は人気のステンレス製のものですが、こだわった物をという方には
石製のものもありますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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