宗派によって違いがあるの??お墓の建て方①
ご自身の宗教、仏教徒であれば宗派が何かご存知ですか?
葬儀を、あるいは寿陵墓(生前墓)を建立するまで知らなかったという方も多い様です。
ご存知の方でも『浄土真宗用のお墓の形はどれですか?』などといった質問をよく受けます。
仏教徒の場合、宗派によってお墓の形が違うということはありません。
ただし、お墓に刻まれる文字であったり、付属する物に違いがあります。
各宗派により、教えやお題目等が異なるので注意が必要です。
どのような違いがあるか簡単にご説明します!!
①竿石(ほとけ石)正面文字
浄土真宗の場合は正面文字は『南無阿弥陀仏』もしくは『倶会一処』と彫ります。
その他の宗派の場合『○○家之墓』やその宗派のお題目を彫る場合もあります。
宗派によっては家名(○○家)の上に梵字を彫ります。
浄土真宗で家名を彫りたい場合は竿石(ほとけ石)よりも下部の石に彫ります。
②竿石(ほとけ石)裏面
基本的にはどの宗派も『建立年月』、『建立者名』を彫ります。
しかし、浄土真宗の場合は『吉日』は使用しません。
建立者名はほとんどの場合ご存命の方を彫りますので、名前の部分は赤字になります。
『建立年月』『建立者名』を竿石(ほとけ石)よりも下部に彫る場合もあります。
③戒名(法名・法号)板
お墓本体とは別に亡くなられた方の戒名(法名・法号)を彫る板がある場合
まず最初に表題を彫る場合が多いです。
宗派によって『戒名』『法名』『法号』と違いますので注意が必要です。
写真のように『墓誌』と彫る場合もあります。
*①~③の彫り方が絶対ではありません。
旦那寺様あるいは弊社にお気軽にお問い合わせ下さい。
また、彫り方以外にも宗派によって違いがあります。
『宗派によって違いがあるの??お墓の建て方②』
でご説明したいと思います。
お墓の建て方について
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